@misc{oai:jrckicn.repo.nii.ac.jp:00000666, author = {MORIYAMA, Masaki and 守山, 正樹}, month = {Aug}, note = {video/mp4, application/pdf, 皆さん、こんにちは。今回は沖縄県立看護大学での2014年2月の集中講義、後半、最後に行った視覚障害体験について述べます。 2006年に集中講義をお引き受けして以来、今年で8年目ですが、4日間の集中講義の後半、3日目午後から4日目にかけては、必ず視覚障害体験を取り入れています。 何故かと言うと、健康教育やヘルスプロモーションの考え方や方法を学んだ後、最後に視覚障害を体験することで、それまで学んだことが実質化/内在化するからです。 健康教育の根底にある行動科学や、そこから生まれた社会心理学のモデルはとても論理的で説得力があるため、座学で学んでばかりいると、モデルで全てが説明できるような錯覚に陥りることがあります。またヘルスプロモーションを、教科書的に学んだ場合、ヒトや社会への働きかけを理解したつもりになっても、実際の働きかけの臨場感や興味深さに触れることは、困難です。 一方、アイマスクをかけ目が見えない状態になると、移動することも、方向を定位することも、周囲のヒトを認識することも、困難な状態に置かれます。この困難な状態を一時的に体験することで、改めて自分とは何なのか、健康とは何なのか、感覚とは何か、環境とは何か、周囲の人々はどんな意味を持っているか、などを、根底から考え直すことができるのです。 視覚障害体験は、幼稚園生や小学生の場合も有効です。しかし大人になってから、例えば大学院の学生として、視覚障害を体験することは、それなりに大きな意味を持ちます。 以下、映像で、体験の様子とその後のグループワークの1部を示します。2月のこの日、私が後にした福岡はとても寒い一日でしたが、那覇では、琉球桜がまだ散っておらず、時折ウグイスがさえずり、看護大学のキャンパスは陽光と色彩に満ちていました。 参考 ・健康教育の意義/背景/変遷 http://taiwa-act.blogspot.jp/2014/02/wb12.html ・ヘルスプロモーションの意味/背景/概念 http://taiwa-act.blogspot.jp/2014/02/wb13.html (守山正樹)}, title = {沖縄県立看護大学・大学院集中講義2 : 視覚障害体験と健康教育/ヘルスプロモーションの内在化}, year = {2016}, yomi = {モリヤマ, マサキ} }