{"created":"2023-06-19T13:30:43.081772+00:00","id":656,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"ee9bb50a-d431-4543-a64a-6ee41b7d121a"},"_deposit":{"created_by":14,"id":"656","owners":[14],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"656"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:jrckicn.repo.nii.ac.jp:00000656","sets":[]},"author_link":["1289"],"item_10010_alternative_title_1":{"attribute_name":"タイトルのヨミ","attribute_value_mlt":[{"subitem_alternative_title":"ガクセイ ノ シュウチュウリョク ジゾク ジカン オ コウリョ シタ ウェブ キョウザイ カイハツ ノ ココロミ"}]},"item_10010_biblio_info_7":{"attribute_name":"書誌情報","attribute_value_mlt":[{"bibliographicIssueDates":{"bibliographicIssueDate":"2016-08-27","bibliographicIssueDateType":"Issued"},"bibliographic_titles":[{}]}]},"item_10010_description_19":{"attribute_name":"フォーマット","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"video/mp4","subitem_description_type":"Other"},{"subitem_description":"application/pdf","subitem_description_type":"Other"}]},"item_10010_description_6":{"attribute_name":"内容記述","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"みなさんこんにちわ。今回の教育ワークショップでは、「学生の集中力持続時間を考慮したウェブ教材開発の試み」についてお話します。\n\n1.はじめに\n\n 21世紀になり、医療を含め世界が大きく変化する中で、大学レベルの専門教育にも大改革が求められています。カリキュラムや授業時間の改革は学部を挙げての取り組みが必要です。個々の授業では各教員の創意工夫が大切です。\n これからの授業のデザインに当たっては「学習者と学習環境の変化」に対応する必要もあります。最近の若者は、空き時間をゆったりと過ごさず、スマホの操作から会話に至るまで、一仕事に費やす集中力の持続時間が極端に短くなっていると感じられます。さらにあらゆる情報が電子化/ネット化/オンライン化される環境の影響を無視できません。その一方で豊かな人間性もこれまで以上に求められています。\n そこで「学習者の集中力・持続時間の短縮」や「情報のオンライン化」などの状況に対応できる、新たな授業方法の検討を始めました。\n\n2.私にも出来るオンライン化\n\n まず世界的なオンライン上での教育の動向を調べてみました。欧米の有名な大学が参加する無料公開のオンライン講座MOOCが2012年にブレークし、日本版JMOOCも2013年に設立されています。JMOOCに参加してオンライン講座を開講する国内の大学は増えつつありますが、2015年6月現在、九州では残念ながらまだ九州大学しか参加していません。将来、福岡大学が参加すればJMOOCを活用できますが、それでは来年3月の私の定年には間に合いません。\n 「オンライン講座なんて、どうせ無理!」とあきらめかけましたが、調べるうちに、同じオンラインでもMOOCとは異なる方向もあると気づきました。特に関心を持ったのは1990年代に現れたMicrolectureの概念です。1993年にはMcGrewが「一回の有機化学の授業を1分間で行う方法」を報告しています。今世紀に入り動画共有サービス(YouTube,etc.)の発展と共にMicrolectureは拡がり始めました。Microlectureの発想は、2006年にSalman Khanが設立した、ネットを通して高水準の教育を、無償で、誰でもどこででも受けられるようにするKhan Academyでも活用され、多くのレクチャーシリーズが作成されています。\n (Khan Academyの発想は公衆衛生学的に見ればPopulation Approachの一種であり、社会基盤に働きかける実効性が高い教育手法だと判断されます。)\n これらの試みに触発され、昨年1月から独自のマイクロレクチャー、動画を作り始めました。\n\n3.マイクロレクチャーの試作と反転授業\n\n まず本学部で私が担当させていただいている公衆衛生学の研究や実践に関連した理論や考え方を解説する動画を試作しました。一例を以下に紹介します。\n  ・マイクロレクチャー:健康教育\n  ・マイクロレクチャー:行動科学\n\n 動画作成に慣れた段階で、学部生の授業用の動画を作り始めました。一例を以下に紹介します。\n   ・マイクロレクチャー:地域保健\n   ・マイクロレクチャー:疫学3\n   ・マイクロレクチャー:環境保健2\n\n これらのマイクロレクチャーは予習あるいは復習用と割り切っています。実際の授業中は動画もパワーポイントも用いません。授業では、動画の解説で不十分と考えられる箇所を中心に、直接に学生に語りかける形で説明し、また教科書を参照してもらっています。黒板も使い、学生がノートを取ることも重視します。\n 現在の90分授業枠で、最初10分間は小テスト、次の30分間は付加的な説明、残りの時間はボランティアとして授業に出席してもらっている福岡大学病院の元患者さんやご家族など市民の皆さんに、当番の学生が質問をさせていただく形式を取っています。いわゆるアクティブラーニングです。\n質問内容は、授業のテーマが「環境保健」であれば「昔の環境や現在の環境をどう考えるか」等、「母子保健」であれば「子育てをどう思うか」等、「高齢者保健」であれば「老老介護をどう思うか」など、学生が質問します。学生が自ら質問することで、教科書的知識を現実に即して捉え直すことが可能になります。\n\n4.マイクロレクチャーの作り方\n\n 「マイクロレクチャーをどのように作成するか」を以下6段階にまとめました。(1)テーマと文章の用意、(2)ミニプラカードの用意、(3)カメラの準備、(4)実際の撮影、(5)映像表現の工夫、(6)ビデオクリップの編集と動画の完成。\n次の動画で具体的に説明します。\n   ・マイクロレクチャー:作り方\n\n5.終わりに\n\n マイクロレクチャーはまだ発展途上で課題も多い方法です。しかし「講義時間90分」「パワーポイントによる情報の詰め込み」など従来型の講義の制約から、ある程度は開放され始めました。動画を通して語る際、教科書的な知識に加えて、私自身の経験も語りに含めることが可能です。講義内容や研究の考え方を語ることは自分の考え方の整理にもつながり、経験を積むほどに、授業することが楽しくなってきます。\n 今回お話しさせていただいた内容はこのDVDに収録しています。これからの、わが学部の教育改革に、何らかのお役に立てれば大変に嬉しく思います。\n\n\n\n 参考: これまでに作成した主な動画と関連のテキストは、以下のとおりウェブ上で公開しています。ご参照ください。\n\n1)ナラティブな公衆衛生学(対話からの社会医学・公衆衛生学) http://social-med.blogspot.jp/\n\n2)ナラティブな医学概論(体感的な医学概論) http://liberal-med.blogspot.jp/\n\n3)ナラティブな研究の考え方(対話を育てるアクションリサーチ) http://taiwa-act.blogspot.jp/\n\n(守山正樹)","subitem_description_type":"Other"}]},"item_10010_heading_23":{"attribute_name":"見出し","attribute_value_mlt":[{"subitem_heading_banner_headline":"対話を育てるアクションリサーチ ; 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