@article{oai:jrckicn.repo.nii.ac.jp:00000574, author = {黒髪, 恵 and KUROKAMI, Megumi and ISHITOBI, Mariko and 石飛, マリコ and 焼山, 和憲 and YAKEYAMA, Kazunori}, issue = {2}, journal = {日本精神科看護学会誌 = the Japanese Psychiatric Nursing Association, 日本精神科看護学会誌 = the Japanese Psychiatric Nursing Association}, month = {Aug}, note = {AN10507651, application/pdf, 目的:精神障害に関する講義前,講義終了後,実習終了後において,看護学生の精神障がい者に対する社会的距離の変化を調査し,講義,実習での体験で看護学生の精神障がい者に対する認識の変化を検討する。 方法:質問紙を用いた量的研究で,精神障がい者に対する認識について講義や臨地実習の前後の変化を比較する横断的比較型研究である。A大学医学部看護学科2年次学生107名を対象に,講義前,講義終了後,実習終了後に星越ら(1994)が作成した社会的距離調査票1)を用いて調査を実施した。 結果:調査対象者107名のうち,3回すべての調査に協力が得られ,かつ有効回答であったのは,84名(78.5%)であった。 1.講義および実習と教育課程が進むにつれて,精神障がい者に対する肯定的な認識に変化する学生が増加した。 2.質問項目8項目のうち3項目について学生の変化に有意の差があった。有意の差があった質問項目は,同じ地域の中に施設ができたり,同じ地区で奉仕活動をする,あるいは,精神障がい者を自分の会社で雇うという項目であり,同じ地域の中という社会的距離に関して肯定できる学生が増加した。 3.家族が精神障がい者と結婚あるいは交際すると言った近接的な社会的距離に関しては,講義および実習後でも変化はなく,肯定的に考える学生は,半数以下のままであった。 4.講義前より肯定的に考える学生が多い項目に関しては,講義,実習を経ても変化なく肯定的な認識は継続した。 5.有意の差は,講義前と実習後に見られ,講義による精神障がい者の理解だけでなく,実習による接触体験の両方によって変化が見られた。 結論:講義,実習での体験により,精神障がい者に対して肯定的に認識する学生の割合は増加した。一方で,家族が交際するあるいは結婚するといったより近接的な社会的距離に関しては,肯定する学生の割合は半数以下で,講義実習を通して変化は見られなかった。}, pages = {208--212}, title = {講義および実習前後の看護学生の精神障がい者に対する認識の変化}, volume = {53}, year = {2010}, yomi = {クロカミ, メグミ and イシトビ, マリコ and ヤケヤマ, カズノリ} }